5月24日に千葉県警に大麻取締法違反容疑で逮捕され、6月12日に処分保留で釈放された紫雷イオ(22)が21日、東京・シーザージム新小岩で謝罪会見を行ない、事件後初めて公の場に姿を現した。イオは髪を黒く染め、反省の意を示した。

 会見にはスターダムの小川宏代表、風香GMも出席。まずは小川代表が現状を説明。「12日に釈放されて処分保留ということになりました。処分保留というのは白でも黒でもなくはっきりしない状態。通常そういう一定期間をおいてから起訴か不起訴かになると聞いておりますんで、スターダムとしてはミーティングをした結果、不起訴という形を待つことにしました」と今後については検察の処分決定を待つこととなった。また、同氏は先日、この件は第3者の手によって薬物が絵画に入れられており、さらにそのことを税関に通報した者がいるという匿名の連絡が入ったことを明かした。

 そして紫雷イオは「スターダム、関係者、ファンの皆様にご迷惑をおかけしたことをつつしんでおわび申し上げます。今のところ、処分保留で不起訴となるのか不確かな状況ではありますが、私はこれまでも今回も、そしてこれからも大麻とかかわったことは一切ありません。でも、カードに穴を開けてしまったりさまざまな形でご迷惑をおかけしたのは、まぎれもない事実であり、申し訳なく思います。自分としてはいろいろ考えましたけど、プロレスを打ち込むことによって、みなさんの信用を取り戻していきたいです」と涙ながらに語った。

 なお、イオは「自分自身、こういったことで、プロレスを離れることは考えられない」と現役続行の意思を示した。一緒に処分保留となったNOSAWA論外について質問が飛ぶと「今はとにかく心を改めて、プロレスだけに打ち込んでいきたい」と付け加えた。